まず、正しい姿勢のポイントを見て行きましょう。
①耳→ ②肩→ ③大転子→ ④外踝 の
総合重力線(ゴールデンライン)が一直線であることが正しい姿勢です。
この姿勢の時、人間の体は最も理想的な状態で立っていると言えます。
しかしながら、日本人にとても多く見受けられる背中の丸まった猫背の方の場合、
①耳がラインより前に(ストレートネック)
②肩が内巻きになってラインより前に
③そり腰によりラインより後ろに
となっています。
加えて、年配の方はバランスを膝でとる為、腰と曲がった膝がラインより前に出てきます。壁に踵を付けて立ってみると、どの部位が壁から離れているのかをチェックしてみると自分自身の身体の特徴が分かりやすいでしょう。
猫背の方は約5~6㎏ある頭の重みを首や背中、ひいては骨盤にまでかなりの負担をかけて支えています。
常に丸い背中は神経の圧迫を引き起こし筋肉の萎縮や内臓機能の低下を招き、声の不調へと繋がります。
また、呼吸も浅くなるので、ちょっとの運動ですぐに息切れを起こすわけです。
胸郭の開いた正しい姿勢で声を出せば、肋間筋と横隔膜がスムーズに働き、最も空気が「声帯」に送られやすくなります。
加えて頭が正しい位置にある事で、通りのよい大きな声が出しやすくなるのです。
尚且つ傍から見て正しい姿勢はとても凛々しく信頼できそうな印象に映るので、講演やプレゼンを行う際には、必須の要素となります。
また、忘れてはならないのがスピーカーの役割を果たしている「口」の開き具合。
大きな音を求めるなら大きなスピーカーの準備が必要となるのは当然のことです。
姿“声”矯正施術には、口を大きく開くための顎関節矯正もプログラムされておりますので、よりスムーズな発声の実現をしっかりとサポートさせて頂きます。
しかも、頭が正しい位置にあって、顎関節の歪みを取るとスッキリ小顔に変身できるという「嬉しい副作用」付きです!!
まずは一度、『仁齋骨盤矯正』にて姿勢チェックの撮影に来られてみては如何でしょうか?
続いて、意外と知らない声の正体をご紹介しましょう!
肺にある空気が腹筋によって押し出され、声帯に空気が送り込まれる。
そうして声帯の膜が振動することで音が出る(弦のようなイメージ)、これが声のメカニズムです。
声帯で鳴らされた元音は「ヴォーヴォー」という振動音なのですが、それを音声にして、美しい響き=ハーモニーを奏でるのが
『共鳴腔(きょうめいくう)』
(声が反響し合う空洞部分:咽頭・鼻腔・口腔)の役割です。
当然これらの形状は人それぞれに異なるので、一人ひとり違った声が出るのです。
※顔が似ている親子は遺伝によってこの「共鳴腔」のつくりが似るので、声が似る可能性はかなり高くなります。
頸椎のカーブが崩れている(特に頚椎3番・4番の歪み)と、この共鳴腔が形を崩して狭めてしまいます。
必然的に響きが少なく、遠くまで届かない声となってしまうのです。
従って、ゴールデンラインを保った正しい姿勢は一番自然とその人が本来持っている美しい声を出すことができる状態なのです。
人は元々(=赤ちゃんの頃)誰もが美声だったのですが、成長する過程で悪い生活習慣や癖によって身体が左右に歪んだり猫背となって、結果として
「大きな声が出しにくい」「高いキーが出しづらくなった」
といった悩みへと繋がります。
発声というのは、喉だけで行うのではなく、実は身体全体を使った全身運動なのです。疲れていたり、体調不良で寝込んでいるときを思い出して見てください。
決して大きな声など出せないはずです。
身体の筋肉は各所を経由しながら繋がっています。
足首を回す技術を施すと、頭の先までゆらゆら揺れます。
横隔膜も声帯も筋肉ですから、歪みがあっては当然コリが発生してしまいます。
正しい姿勢となってコリをとることで、身体全体の調子が整い、スピーカーである口がスムーズに大きく開ければ、必然的に楽に大きな発声を行えるという訳なのです。
仁齋では顎関節のストレッチを取り入れ、表情筋・顎関節をスムーズに使えるようにし、抑揚のある発声、聞き取りやすい声を出せるようにサポート致します。
また、声のために忘れてはならないのが骨盤&股関節の調整です。
大相撲の力士さん達に美声の方が多いのは有名ですが、その秘密は実は、股割りによる股関節の柔らかさによるものなのです。
常に身体の声を聞きながら、全身の調整をかけていくことで、これまでのヴォイストレーナー業界では、考えられないほど楽に魅力的な理想の声を出せるようになるわけです。
楽器同様、身体も定期的な姿勢メンテナンスが必要なのですね!
身体の調律専門院の仁齋骨盤矯正の「姿声矯正」にて身体全体を整えて、
声の悩みはもちろん、健康不安も解消しましょう!!